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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 611

「そうですか。弟さん、お兄さんと一緒に暮らすんですかね」
「それは分からないなぁ、黒獅子に行きたいとは言っていたけど」
「そうですか…」

今すぐに、とはいかないだろうな…
旬にはあの時助けてもらったお礼もあるし、いつかそのときに…と思う静香だった。

お茶とケーキをご馳走になって舞は「そろそろ…」と腰を上げた。
「病院に行くの?…」
「うん、やっぱり二人のことが心配だから…」
真里菜と明日香は今となっては生徒会仲間というよりも、大切な友達だった。

「私…明日香さんに何ってお礼を言ったらいいか…」
静香を庇い、自分の身体を差し出した明日香の姿が鮮明に蘇る…

『私…私がなんでもするから、2人には手を出さないでほしい』

男の前で明日香は勇敢にそう言った。
自分は真里菜の手を握り怯えるしかなかった。

あの集団のリーダーらしき男が明日香に近寄り、一瞬で服を剥ぎ取りその行為に及ぶ…
今でも思い出すだけで寒気がする。

助けを呼ばなきゃ…突先にそう思った。
もはや女の力では太刀打ち出来る相手ではないのだから…

運よく真里菜と静香を監視していた男たちは、明日香の姿に見入っている…
今しかない…
そう思いながらも、いくら助けを呼びに行くとはいえ、明日香を置いて逃げるような真似をしていいのか?…と、静香は躊躇してしまう…

おぞましい男のモノ、欲望の塊を目にし、静香は一刻も早くこの状況から脱したいと思う。
隣の真里菜は酷く怯え、身体を震わせる。

明日香は男に犯され、泣き叫ぶ。
静香の中にある迷いが、やがて見張りの男にもわかり、魔の手が静香へと伸びる…
意識がなくなったのはそのときだった。

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