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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 608


そんな頃、青山家では…
「さすがにすごい家だね…碧の家より凄いんじゃない?…」
舞はテーマパークに初めて来た子供みたいにキョロキョロと辺りを見回してしまう…

「そんなことないんじゃないかな?…碧ちゃんのお家は歴史があるから、家具にしろ照明器具にしろ、全てが価値のある物なんだと思うはよ…」

清美創立者の清水家、青海創立者の青山家。
どちらもこの地域一帯では名の知れた一族だ。

「静香さんは碧の家とは、ライバルと思ったことは…」
「それは全然ないなぁ…もともと歴史的にはうちの方が後進なんだよね」

とは言っても、明治維新の時に名を馳せた青山家なんだから、もうどっちが先か後かなんか問題じゃない気もするけど…

「そういう控え目なところが、両家が上手くやっていける秘訣なのかしら?…」
「そうね…私もお兄様も碧ちゃんとは子供の時から大の仲良しだし、あの二人は婚約者ですもんね…」

ノブアキと碧…
互いに恋人は別にいるというのに、婚約者であることには変わりないのか…

ノブアキには夏織。
碧には祐樹。
それぞれ別々に恋人ができて、それがうまく行っているのに、2人には決められたレールが敷かれている。

「2人は、本当に婚約を…」
「別の方とお付き合いしているのは私も知っています。その方が良いのもわかります…」

「それじゃあ婚約も破棄ってことになるんでしょ?…」
「それは無いと思うは…」
「えっ、そうなの?」

「もちろん別に好きな人が出来るは問題無いの…だけどそれはあくまでも個人的にであって、青山家清水家の子供としての立場では結婚の自由は無いは…」

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