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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 598

「精神的には大きなショックよね…でも何もされてはいないみたいだから、それがせめてもの救いだは…」

えっ?…
真里菜が救い出された時、血が流れていたと恵美菜は聞いていた。
そのことをユリナさんは知らないんだろうか?…

「あの…それって誰から…」
「今、担当の先生に聞いて来たところだから間違い無いは…、あまりにものことで突然生理が始まっちゃったみたいだけど、それは精神的なものだから心配無いだろうっておっしゃっていたは…」

「本当ですか?」
恵美菜は目をパチクリさせてユリナの顔を見つめる。
「ええ、先生がそう言っていたから…真里菜は性的な暴行は受けていないって」
「そう…ですか」

恵美菜はまだ眠っている真里菜に視線を移す。
真里菜は大丈夫だとしても、明日香のことを思うと安心してはいられなかった。

でも真里菜だけでも………よかった……
明日香には悪いと思いながらも、恵美菜はホッと胸を撫で下ろす。

「一緒にいたお友達もこの病院なんでしょ?…」
「はい…明日香のところには他の子が着いています…」

「よかったらここは私がいるから大丈夫よ…」

ユリナは優しく微笑む。
やっぱりこの人は、テレビの向こうの人気女優なんかじゃなくて、身近な姉のような人なんだ…

「私もいますよ…真里菜が目を覚ますまでは…」
「しばらくかかるんじゃないかな。いつもと同じような顔だもの」
「良いですよ、別に。ユリナさんとも、お話したかったです…」
ユリナと恵美菜は、隣り合ってスヤスヤと眠る真里菜を見つめていた。


…一方、明日香の病室。
あんな目にあった後というのに、明日香は明るく振舞っていた。
一緒に付き添っている涼のほうが落ち込んでいるのに、駆けつけた可憐は心配になってしまう。

「身体の方は心配ないってお医者さんが言ってくださったんだから、そんな顔してないで…」
明日香は涼の顔を覗き込むように言う。

「ごめんね…これじゃあ立場が逆だよね…」
涼は無理に笑顔を作って見せるが、その頬は引き攣っていた。

「心配無いって…?」
そんな二人の仲に可憐が入り込む。

「うん。怪我も擦り傷程度だったし…それに妊娠の心配も無かった…」

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