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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 596

それにしてもこんなに早くに情報が流れるなんて、広そうにみえてここって狭い街だよな…
「由紀さんはこのことを誰から?…」

「誰からも何も…テレビを見ていたら分かりますから…」
「えっ?…テレビって…」

「何でもユリナの妹さんが襲われたんですよね?…心痛な赴きで病院に入っていくユリナの姿を、ワイドショーが放映していましたもの…」

ゆ、ユリナさんが…
大人気モデルのユリナさんがそういうことをすれば大騒ぎになるのは当たり前…にしてもユリナさんもどこからそんな情報を…しかもお仕事で忙しいのに…

「そ、そうでしたか…」
「病院は大騒ぎですよね…ちょっと行けそうにないかもです…」
静香が隣で肩を落とす。

「さあ、この辺りもマスコミの連中がいるといけませんから中にどうぞ…」
由紀さんに促され、舞は青山家の敷地内に入って行く。

「流石に青山さんのお家ですね、庭も凄い広さ!」
芝居の先には噴水まで見える。

「あっちは大学のキャンパスだはよ…家はキャンパスと地続きって訳。」

静香はため息をつきながら庭を一望できるテラスに入り、そこの近くにあった椅子に座る。
舞もテーブルに向かい合って座る。

「飲み物をお持ちいたしますね」
由紀さんはいったん離れる。

「大学、かぁ…静香さんやノブアキさんもいずれここに」
「両親はそれを望んでいるでしょうね…ですが…」

静香は表情を曇らせる。
「敷かれたレールの上を行くのを嫌がっても、誰もそれをよしとするのはいないんですよ」

そういえばノブアキもそれを嫌ってか、家出したことがあったよな…
「ノブアキさんはもう戻って来られたの?…」

「ええ…お兄様は私とは腹違いの兄妹と分かって、いろいろ考えることもあったんじゃないかしら…?」
静香は庭の木を見ながら、遠い目をしながら言う…

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