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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 590

静香さんは滝というおじさんに抱き抱えられて、私たちも車に向かう。
「静香さんをお家まで?…」

「ああそうだね…ここで変に誤解されて、事が大きくなると厄介だからね…」
確かに相手は青山家…静香さんのお母さんは国会議員だしな…

「それなら私も一緒に行きます…静香さんのことも心配なので…」

「ああ…そうしてもらえると助かるよ。俺みたいなのが一人で行ったら余計に怪しまれるからな…」
滝さんは照れ笑いしながら言う。

美菜子、唯、アリシア、それに凛さんに視線を向ける。
みんな理解したようで、一斉に頷いた。

「大丈夫?…私たちも一緒に行こうか?」
そんな中で美菜子が声を掛けてくれる。

「ううん大丈夫…ここは余り大人数で行かない方がいいと思うんだよね…」
あまり大袈裟にすると、返って青山家の人たちを刺激するかもしれないもんね…

「分かった。それじゃ静香さんのことは舞に任せて私たちは病院に行くね…」
「うんそうして…この後のことは携帯で連絡し合おう…」

滝さんが若い組員の男に指示をして、美菜子たちを病院まで送っていくよう促した。
舞は滝さんと、まだ眠っている静香とともに黒のセダンに乗り込んだ。

「静香さんの家、わかります?」
「まあ、知らないヤツはいないんじゃないかな…もしわからなかったら、こいつに頼るさ」
滝さんはカーナビを指差して言う。
まあ、青山家は相当目立つ建物だ、って言うしね…

この辺りでは碧の住む清水家に次ぐ大邸宅…カーナビに頼ることはなさそうだよね。
「それに青山家って青海の側だろ…こう見えても私は青海出でな…」

「ぅえっ?!滝さんって青海に通っていたんですか?」
 人は見掛けに寄らないとは正しくこのことだよぉ;…

「そんな驚くなよ;…今はこんなだけど、事業に失敗する前まではそれなりの生活もしていたんだぜ…」

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