PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 585
 587
の最後へ

風紀委員Girls! 587

うわぁ…いつぞやの旬と同じ状態ではないか。
舞が呆然と立ち尽くす横でアリシアは口を押さえ、唯と凛は何故か興味深そうに…美菜子は険しい表情でそれを見つめる。

「警察が来るまではこうしておきましょう」
「連絡は行ってるはずね」

「…で、もう一つなんですがね」
小川さんが瑞穂さんに訳ありと言わんばかりの顔をする。
「コイツら、もう一人乱暴するつもりで女の子を…」

えっ?…
真里菜と明日香と一緒に拉致されたってことは、清美の生徒だろうか?…
でもそんな情報は、美咲から入ってきてはいなかった…  

「まあ…それでそのお嬢さんは今何処に?…」
「はい、奥の部屋で休ませておりますが…」

「その娘は大丈夫なんですよね?」
美菜子が小川さんに尋ねる。
「ああ、何とかやられる前に救い出したさ。どうやら眠らされていたみたいだがな…」
美菜子の表情は相変わらず険しい。

「彼女に会うことは…」
「ああ、ついてきてください…」
案内されるまま奥の部屋へ。

「えっ…」
「そんな…」

奥の部屋で保護されていた少女…それは、青山静香だった…

「どういうこと?…何で静香さんが…」
「彼女も桃子のお見舞いに行ったんじゃない?…静香さん自分のことのように桃子を心配していたもの…」
そこで明日香と真里菜と偶然会ったってことなんだろう…

「あらやだぁ…青山って…もしかしてあの青山家のお嬢さんってことなの?…」
瑞穂さんが恐る恐ると言った感じで尋ねてきた…

息子の光は青海の系列校にいたのだから当然瑞穂さんだって知っているし、雲の上の存在だってこともわかってるのだろう。

「はい…青海や桜咲の創設者の一族の…」
「そうだよね…そんな子をまた拉致して襲おうだなんて…」
瑞穂さんも震える声で言う。

「静香さん、起きて…助けに来たよ…」
舞は眠っている静香にそっと呼びかける。

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す