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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 584

「何言ってんだい…滝さんに娘なんていたのかい?…」
瑞穂さんがその男に声を掛ける。

「娘と言っても不倫の子供だ…それが原因で女房は長男と末の子供を連れて出て行っちまったけどな…」

ん?…長男と末の子供…?
「もしかしておじさんの子供って…男三人だったり…します?」

「ん?ああ、そうだけど…それがどうかしたのかい?」
滝さんと呼ばれたその男の人…どこと泣く、誰かに面影がある。
舞の後ろで、凛とアリシアが不思議そうに見ている。

「気になる話があったら、後でゆっくり聞くといい。今はそれどころじゃないからね」
瑞穂さんが皆を引き連れ、事務所を出る。

事務所の外には真っ黒な高級車が数台準備万端で出迎えている。

 ま、マジですかぁ…
こんな高級車に乗るのは、碧の家に行った時以来だよ…

「さあ貴女たちは私と一緒に…」
瑞穂さんに誘われ、舞たちは1番先頭の車に乗り込む…

それにしても明日香たちを襲った奴らって、車で行く程遠くに連れて行かれたってことなんだろか?…

舞がそんなことを考えているうちに車が動き出し、目的地へと向かう。

「瑞穂さん、ここから遠い場所なんですか?」
「それほどでもないけど…大人数が歩いていくよりはいいでしょう」
…あまり変わらないような気が。

それにしても、こうしてみると瑞穂さん、ホントにかっこいいなぁって思ってしまう…

私たちに対しては臆することも無く頭を下げ、組の者には凜とした態度を崩さない…
あの滝って男の人以外は、皆瑞穂さんのことを恐れているようにも見えるもんな…

それにしてもあの滝って人のことが気になった…
こんな状況だから瑞穂さんが話しを切り上げるのも無理も無いことだけど、瑞穂さんは何処かあえて話しを切ったような気がしてならない…

瑞穂さんは、あの人の素性を知られたくは無いんだろうか?…そんな風にも思えてしまう…

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