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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 582

「お久しぶりです…あの時分はあれ程お世話になったっというのに不義理ばっかりで…」
「いいのよぉそんなこと…学校の先生がこんな所にちょくちょく出入りしてごらんなさい、世間の皆さんは理解出来ないに決まっていますもの…」

瑞穂さんの言う通りだと、舞は思った…
どんな理由があるにしろ奈々先生は、クビになるだろう…

「ごめんなさい…だけどあの時受けたご恩は片時も忘れてはいないんです…」

奈々センセのご家庭は雑賀組とは長い付き合いがあるのだろう。
さっきの口ぶりからして瑞穂さんは奈々センセの幼い頃から知ってるみたいだったし…

「まあそんなことより、今は奈々ちゃんの教える子達を巻き込んでしまったのよね」
「はい…先日のに引き続いてこれで3人目になってしまうんでしょうか」
「やられた子達は無事なの?それが気になって…」

そう言って瑞穂さんは舞の顔を見た。
「あっ、今病院です…詳しいことは私たちもそれからじゃないと…」

「そう…せめて椎葉さんの時のようなことは…起きなければいいんだけど…」
瑞穂さんはため息混じりに言う…

桃子のお腹の子の父親は雑賀光か根来恭輔のどちらか…
もし光の子だったら、瑞穂さんの孫になる訳か…

「彼女…桃子は、もしかしたら光くんの子供をお腹に宿しているかもしれません」
「そうね…責任は重いわね。光がどう思っているかはわからないけど…」

桃子の話になって、美菜子が俯いてしまう。
その背中を唯がそっと撫でている。

「お母さんの前で申し訳ないですけど…やっぱりあの時のことも今回のことも…私は許せません…」
小さな声で美菜子は言った…

「…当然よね……ごめんなさいね…」
瑞穂さんは美菜子の元に行き、その手を握る。

「どんな謝罪をしたって通じないのは分かっています…でも私には謝ることしか出来なくて…」

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