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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 574

「旬に応援を頼もうと来たんだけど…舞が来てくれるなら大丈夫かしら?」
凜はストレートの長い髪をかき上げ、安心したように舞に微笑む。

「とりあえず旬には待機してもらう…それよりもそんな大変なことに?…」
黒獅子トップの旬の手を借りに来たほどだ、事態はそんなに緊迫しているのか?…

「今はまだ大丈夫だけど…かなりヤバイ状態ではあるはね……」
凜は眉間に皺を寄せ、整えられた眉をしかめた…

「そう…それより、なんで今、こんなことになっちゃってるのかよくわからないんだけど…」
「例の事件の残党というかね、清美の人間をよく思わない連中がまだ動いてるみたい」
「そんな…」
凛の説明に舞は言葉を失う。

「真里菜と明日香が狙われたのは…」
「2人は桃子の様子を見にきた後に奴らに…後をつけられていたのかしらね」

「居場所はつかめる?」
「ここからそう遠くはない、運送屋の倉庫の跡地だ。美咲が調べてくれたよ」

この辺りが再開発地域に指定されてから、まるでここはゴーストタウン…
そんなやからが悪いことに利用するにはうってつけってことなのね…

「よかった…それじゃあ5分と掛からないはね…それで相手はまた黒獅子の連中な訳?…」
「それが黒獅子は黒獅子なんだけど…黒獅子を既に卒業したやつらなんだよね…」
「それって…?」
「そう…まだ若いからチンピラなんだろうけど、その筋のモンらしい…」

卒業生までそんなことに…
しかもその筋って、黒獅子のOBにはそういう人もいるって噂は以前から聞いたことはあったけど…

「真里菜、明日香…」
舞は一目散に駈け出す。
凛もそれについて行く。

…凛の言う場所にたどり着く。
相変わらず大きな建物だけが並ぶだけで不気味な雰囲気だ。
「ここね…?」

ヨロヨロと肩を押さえてこちらに向かってくる真里菜の姿が見えた。

「やだぁ真里菜!…大丈夫!」
足は泥で汚れている…
脇のスカートのファスナーは壊れ、そこから地肌が覗いていた…

「まさかそれって…」
地肌が見えるってことは、下には何も着けてはいないのだろう…

桃子の時の嫌な光景が蘇り、舞は愕然としてしまう…

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