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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 557

「ま、まあ、中入れよ…」
旬は未だ泣き噦る舞の背中を優しく撫でながら家の中に招いた。

「ごめん…旬…」 
「何、俺が悪いんだ、舞の気持ちも知らないで…もっと早くわかってあげられなくて」
「…もういいよ…」
舞は涙を手で拭いながら旬を見つめる。

鼻を真っ赤に腫らした舞は可愛い…
でも桜はもっと…

やばいやばい比較しちゃいけねーよな;…
自分だって子供の時は優秀な弟と比較され、散々嫌な思いをしていたことを思い出してしまう。
容姿がめちゃくちゃいい兄貴と、勉強がすこぶるデキる弟…
その間に挟まれ、旬は肩身の狭い子供時代を送ってきたのだ。

…それにしてもさっきのはやっぱり笙だったのか?
成長して背も高くなったし、顔つきも精悍になった気がする。
ただ、あの頃と変わらないところもあった。

何故今彼奴が此処にやって来たのか…
母さんに何かあったのか、それともただ昔を懐かしんで来ただけなのか…
旬は舞を落ち着かせながら考えていた。

そんな旬の考えていることなど分からない舞は、旬の腕の中でドキドキしていた…

今日は誤りに来ただけ…
仲直りしたら直ぐに帰る…

そう思っていたにも関わらず身体は熱くほ照り、キュンと子宮の奥が疼きはじめていた…

「旬…」
「舞…わかってる…」
旬は舞を優しく抱き締め、頭を撫でる。
「旬…好き」

その言葉は自然に出た。
数日前にはあんなことがあったけど、旬を嫌いにはなれない。
自分が好きなのは旬だけ。

「舞…俺もだ」
自然と顔が接近する。心拍数が上がる。 

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