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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 543

「わかってるけど、あまり期待するなよ…」
「滝谷くんはプロじゃないもの…」
そう言いながら桜は笑顔を見せる。
今こうしてるだけでも十分女優みたいだ、と旬は感じた。

「滝谷くん…好き」
桜は旬の隣にやってきて、身体を旬の側にもたれ掛かって寄り添う。

「ちょっと待ってよ、これって演技なんだよな?…」
思わす聞いてしまう…

「もおぉ〜だからちゃんと合わせてくれなきゃ…」
「あっ悪りぃ悪りぃ;…桜が余りに上手かったんでつい…」

「ここぐらいまでは一人でも練習出来るんだけど…やっぱりこの先となると一人では無理があって…」

「そりゃそうだ…というより、こういう練習ってするものなのか?」
「そうじゃなかったら、いきなり撮影だし…」
桜は困ったように言う。

桜はもう一度旬の身体にもたれかかる。
旬は何も言わずその身体を引き寄せ、抱きしめた。

「ありがとう…ごめんね…滝谷くん…」
旬の腕の中で桜は小さく囁く。

「“旬”でいいよ…そっちの方が恋人っぽいだろ?…」
「う、うん…旬…くん…」
「“くん”もいらねーよ、舞は“旬”って呼んでるからね…」

「旬…」
桜が身体をもたれさせて、呟く。
「旬の身体、あったかいね」
不意に、桜の手が旬の身体をさする。
「…そうかな」
旬はどうすればいいかわからない中、桜の思いに精一杯応えようとする。
…思えば、舞とこんなことをしたのはあっただろうか?
旬は反省の念を持ってしまう。

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