PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 529
 531
の最後へ

風紀委員Girls! 531

「喧嘩したんだろ」
「なっ…!」
佳奈は短く、はっきりと旬に告げる。
「声聞こえたぞ。あと、お前の彼女、泣きながら走ってくの見たし」
「…」
そこまで見られたのか。旬にもう反論の余地は残っていなかった。

「俺が悪いんだ…」

「それゃそうだろ…お前みたいな奴とあの子が付き合う自体、間違っていたんじゃないのか?…」

「ぅおっおい!なんでお前にそこまで言われなきゃいけねーんだよ!」
流石に旬も反撃に出る。

確かに無理に身体を求めたことは悪かったと後悔もする。
だけど清美でもないこの女に、ここまで言われなきゃいけない筋合いは全く無い…

「俺が悪いのはわかるし仕方ないけど、何もお前に言われる筋合いはないだろう!?」
「場をわきまえない男はすべての女の敵だよ!」
佳奈はきっぱりと言い放つ。

「お前、あの子以外にも女作ったんじゃないだろうな?」
「そ、それは…」
否定しようとしたけど、思い出すのはユリナさんや沙里奈さんの身体…でも2人は彼女じゃないんだ…

「やっぱりそうなんだ…ほんとどうしようも無い男だな…」
佳奈は呆れながら腕組みする。

「べ、別に…彼女って訳じゃねーし…」
言い訳がましいのは分かってはいた…

「でもヤッたんだろ?…あの子以外の女とセックスしたんだよな?…」

佳奈の容赦ない言葉に、旬は俯き、しばらく押し黙る。

「…ああ、やったさ…」
「やっぱりな」
「…でも、俺からじゃなくて、向こうから頼まれてだな」
「どっちからアプローチかけようが知らない。やったことが事実には変わらないだろ」
佳奈の言葉は刺々しくて、弱った旬の心に深く深く突き刺さる。

「俺だって嫌ではなかったさ、経験豊富な人に教えられて、それで男を上げて舞とするのに力になると思ってた」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す