風紀委員Girls! 532
「都合のいい理由を着けて自分を納得させてるって訳かよ…」
「そ、そんなんじゃねーし…」
佳奈の言ってることは図星かもしれなかった。
“舞の為”…そう思うと気持ちが軽くなったのは確かだった。
「そんじゃ私が誘ってもなびかない自信はあんのかよ?…その押さえてるモン、大きくしないでいられるのかぁ?…」
そう言って佳奈は自分のスカートをひらりとなびかせる。
その時に一瞬、下に穿いているパンティが見えた。
黒のレース…旬ははっきりそれを見てしまった。
「ほら、生唾飲み込んだだろー、それで興奮しちゃったんじゃない?」
「ば、バカか、お前…」
「じゃあその隠してる部分見せてみろよ」
「…なっ;何言ってんだよそんな;…」
旬は殊更にそれを拒否する。
「ん?…何でも無いなら可笑しいじゃないか、それとも見せられ無い状態になっているじゃないのか?…」
「ば、馬鹿言え;…こんな所で見せられる訳ねーし…」
「おや?…こんな所で自分の彼女を襲おうとしたのは、何処の誰だっけ?…」
「うっ…」
何を言っても今は言い訳になる。
佳奈の言葉は旬の傷口を抉るように次々浴びせられる。
「そりゃこんなところで襲われたら誰だって嫌だろうよ…いくら大好きな男であろうとね」
旬はがっくりと項垂れた。
股間はそれに反するようにのそっと立ち上がっていた…
「分かった?…女の子はお前が思っているよりもずっとデリケートに出来ているんだ…自分の欲望のままに突き進んじゃいけないよ…」
心無しか、佳奈の口調が優しくなった…
「ああ…こんなまね二度としないつもりだよ…」
「ならいいは…、そう約束すんなら今回のことは目をつぶってあげる…」
あくまでも上から目線の佳奈に対して“だからお前は何様なんだ?”…と旬は聞きたかった…