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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 528

「ごめん…大したことじゃないんだ…ただ…」
「ただ…どうしたの?…言えば楽になるからさ…」

「うん…ただ旬ってソレばっかりで…」
「ソレって…セックスのこと?…」

「うん…デキればきっと…私じゃなくてもいいだと思うんだ…」

「どういうこと?」
「やれさえすれば、女なんて誰でもって思ってるんだ、きっと…身体さえ繋がっていれば、愛があるって思ってるよ」
「滝谷くんは、他に女の人と…」
「わかんない…でも、そうなのかもしれない」

舞の肩が震える。
桃子は後ろからそっと抱きしめる。

「男なんて皆それの為には何も考えられなくなるのよ…」
桃子の言葉は舞の胸に響く…

今少年院に入っている根来泰輔と雑賀光だって、冷静に考えればこんなことになることぐらい分かっていた筈…
そう考えると、旬もあの2人と紙一重のような気さえしてしまう…

「まあ…しばらく距離をおいて考え直してみるよ…桃子は大丈夫なの?」
そう、桃子はそのせいで望まない子供を身ごもってしまったじゃないか…舞はそう思っていた。

「私?大丈夫。もう落ち着いたし、学校にも行こうと思ってる」
「本当?」
「うん…早くみんなに会いたいし、お礼を言いたい人だっているし…」
「それは嬉しいけど…まずは桃子の身体が第一だよ」
「ありがと、舞」
桃子ははにかみながら舞に言った。

「この前なんて、静香さんがわざわざ家まで来てくれて…」

「ああ静香さん…」
静香と聞くと兄のノブアキのことを思い出してしまう…

夏織は素敵な話しをしてくれたけど、ノブアキだって私を襲おうとしたことがあったんだ…
そう思うと益々舞の中で男性への不信感が増していく…

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