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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 524

「どうしたアリシア?…なんかあんまり参考にはならなかったかな?…」
夏織は照れながら頭を掻いた…

「いいえそんなこと無いです…なんだかとても素敵でした…」
アリシアは顔を上げ、ニッコリと微笑む…

「うん私もそう思ったよ…、ノブアキくんは夏織のことを思うからこそ出来なくなった訳だし、そういうのって最後までイクよりも素敵なことだと思うよ…」
アリシアに続き、舞もしみじみと言う…

「ありがとう、2人からそう言われると嬉しいな」
夏織は笑顔を絶やさずに言う。
「まだまだこれからなんだ。急ぐ必要なんてない。今よりも、ずっと、長く関係を続けていくために、少しずつでもいいから前進していくこと。舞にもアリシアにもわかって欲しかった」
「はい…わかってます…」
アリシアが感動を通り越したか、声が掠れる。

「アリシアもこれから加賀谷誠といろんな経験を積んでいくことになると思うの…それは勿論セックスも含めて…」
「あっ…うん…」

アリシアも誠とのこの先、それは避けて通ることの出来ない行為であることは分かっていた。
それにそれを行うことに対して、特別に抵抗がある訳でもなく、どこか期待している自分がいることも分かってはいた…

「私は、私なりに頑張ろうと…思いますので…」
「うん、焦らないでいいよ」
夏織は頬をほんのり赤く染めるアリシアの肩をポン、と軽く叩いた。


夏織やアリシアと別れ、舞は一人で帰宅する。
自分は旬とはすでにその行為には至っているけど、果たしてソコまでうまく行ってるかどうかはいまだに疑問に思っていた。

旬のことは好き…だけど途中でノブアキのように旬がダメになったら…
それは舞にとっては今まで考えもしないことであったし、もし旬のモノが途中でそんなことになったら、自分は夏織のように優しい対応が出来るかどうかも考えてしまう…

どちらにしろ自分だったら、途中で梯子を外されたような…空虚感に襲われそうだ…

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