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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 507

「返事…??」
アリシアはまた首を傾げる。
「えっ、ほら、この前…」
アリシアは誠の告白を完全に忘れているようだ。
誠は恥ずかしさがありながらもアリシアからのいい返事を求め、必死に説明する。

「ああ…そんなこともあったような…」
昨日の出来事が濃厚すぎてそれ以前の記憶があやふやなのだ。
疲れもあって気分が上がらない。アリシアは栄養ドリンクを一気飲みする。

「うん…なんとなく思い出せてきたような…」
「そ、それじゃあ…」
誠はここぞとばかりにアタック再開しだす。

「先ずは友達からでもいいんだぁ…今度親父の会社がディズニーランド貸し切るから、一緒に行こうよ!」
「ディズニーランドですかぁ?…」
アリシアは普通の女子高生が喜ぶようなそんな場所に興味は無かった。
アリシアが行きたいのは、もっと日本を感じる寺院仏閣だったのだ。

それでも目の前の加賀谷誠はいかにも今時な男子高生で、そんなものには全く興味が無いのは、敢えて聞かずともアリシアには分かった。

「まあ……」
「清美のお友達とかも呼んでもいいからさ…一緒に…」
「…ちょっと考えさせてくれません?」

アリシアは息巻く誠の言葉を遮りあしらう。
…彼と自分は興味のあるものが違う、きっとお互いには分かり合えないだろうな、そう悟った。

「うーん…興味ない?」
「はっきり言わせてもらえば、そうですね」
たぶん舞や美菜子たちでも喜んでついて行きそうにない。

「アリシアさんの行きたい場所って、たとえば…」
「京都とかですかね」

「ふぇ?。京都に僕と行きたいんですか…」
誠は鼻の下を伸ばす…

「;…京都に興味があると言っただけで、別に貴方と一緒に行きたいという訳じゃありません;…」
こういう男にははっきり言わなければ、妙な勘違いをしそうだものね…

「調度よかった!.親父の会社はUSJのスポンサーにもなってますから、帰りに寄りましょう!」

…どうしたらそんな話になる

まったく話が噛み合わない誠の態度に、アリシアは頭を抱えたくなる。
これではどんなに猛アタックされてもOKするなど到底出来ない。

「そもそも、あなたは私の何が興味あって…そんなプランを考えたのです?」
「いや…それは…」

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