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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 6

「所謂『インテリヤクザ』って奴だよね。見た目的にもそういう感じするし」
「黒獅子の滝谷は一匹狼って感じがしたけど、こっちは外面よさそうだし、表じゃ支持されてそうだよね〜」

そんな時、その青山ノブアキが姿を現す。
校門の前に、黒塗りの高級車が止まった。

「…あのお出迎え、さすがお坊ちゃま」
「あれ、ってか、お帰りになっちゃうの?」
「でも野球道具とか持ってるじゃん。そうか、専用グランドとかあるんだな、ここは」

「お見送りしてる男子生徒たちも、かなりの数ね…」
「青山ノブアキ同様に、皆優男ばかりだけど…こんなに数がいると近寄るは難しそうね…」
「案外あっちの硬派男の方が楽だったんじゃない?…」
「今更そんなこと言わないって……でも私、厭らしいことなんて考えたことも無いって顔してる、爽やか青年の化けの皮…剥いでやりたいは…」

「お〜?明日香、火がついてきたな?」
「ふっふっふ、涼、私だって女だよ…ああやって爽やかな顔してながらも彼はきっと、裏では別の顔を持ってるのよ…」
ケラケラと特徴的な笑みは崩さずも、明日香が本気モードに近づいていく。

高級車はゆっくりと発進していく。
「さて、どうしますかねぇ」
「ここから追いかける手段…おっと」
青山ノブアキの乗った車を取り囲むブレザー姿の女子高生集団が目に付いた。

「桜咲の連中?」
「美咲のデータにあるよ、桜咲には青山のファンクラブがあるってさ」
桜咲学園。
清美と同じ私立の女子高だが、その校風は対照的に華美・派手な印象が強い。

「あのぉぉすみません…桜咲学園の方ですよね…」
声色を変えて桜咲のブレザーに近寄る明日香…
そのオドオドとした振る舞いは、今までとはまるで違っている…
流石明日香だは…
その変貌振りに、涼はほとほと感心してしまう…

「ここで何をなさっているのでしょう?」
明日香が桜咲の生徒たちに尋ねる。

「ハイ、青山様の出待ちです〜!」
「青山様はこれから野球の練習に向かわれるんですよ〜」
キャピキャピとした桜咲の連中に溶け込む明日香。

「練習もご覧に?」
「ハイ!」
「青海大付属はこの夏の甲子園を目指して、日々猛練習しているんです〜」

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