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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 493

「片付けたら、もう行くから…」
桜はお皿を持って流し台に小走りした。
「あ、ああ…」
旬は背中を向けたまま、曖昧に答える。
胸のドキドキは止まらない。ソコもギンギンに勃起したままだった。

桜さえ許してくれるのなら、ここで抱いてもよかったと思う。
でも、アイツはアイツで、友達思いなんだな…と感じる。

そんな桜の気持ちを無視して、このまま桜を押し倒す程、俺は野獣でも無いしな…

背中でカチャカチャと皿を洗う音を聞きながら、旬は背を丸める。
綿地のズボンを持ち上げるその頂きには、硬貨大の黒い染みが出来ていた…

「旬くん…キスしたこと…誰にも秘密ね…」

「おう…」
頬を赤らめて言う桜に、旬は一瞬チラ見しただけですぐまた身体を背ける。
気まずさが余計に増した気がした。

「じゃあ、私…これで…」
「おう…ありがとな…」
未だ興奮する下半身を見せられるはずもなく、玄関で桜を見送ることもできない旬だった。

ドアが閉まる音を聞くと共に、旬は瞬時にズボンを下ろした…
“待ってました”と、ビヨォ〜と現れる自身に、我のモノながら眉をしかめてしまう;…

せっかくの桜との、もしかしたら最後の時だったかもしれないのだ…
ココがこんな恥ずかしい状態にならなかったら、もう少しは一緒の時間を楽しめた筈なのだ…

「どうすっかなぁ…風呂入るのも…朝っぱらからAVで抜くのもなんだかなぁ…」
恥ずかしくもしっかりと立ち上がったそれを見ながら、旬は考え込む。
大したことではないかもしれないけど、今は非常に由々しき問題のような気がした…

「桜…全部片付けてくれたんだな…」
なんだか申し訳ない気分になる。

ピンポーン

そのとき、玄関のベルが鳴った。
「うわっ、やべっ…」
予期せぬ来客。
旬は慌ててズボンを穿き直す。

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