風紀委員Girls! 50
手足を縛られ舞にいいよう?にされ続けた祐樹、もう抵抗の声すら上げられず、気絶してしまった。
「おーい、それまでにしときなさい」
「これ以上やったら彼死んじゃうよ」
可憐とアリシアが舞に声をかける。
「…大丈夫さ。こっちから言わないでも」
明日香が言う。
…彼女たちの声が聞こえたのが先か後か、舞はその場にへたり込んだ。
「気は収まったか?…」
黒服の男がサングラスを取り、白い歯を見せた…
「あっ…助っ人ありがとうございました。貴方たちはいったい?…」
平常心を取り戻した舞は、やり過ぎた行動を恥ながら聞いた。
「我々は清水家に仕えるSPです。当主様の要請にて加勢させて頂きました。」
黒服の男は、舞の剥き出しになった胸元を、なおしてくれる…
「す、すいません…」
肌蹴た浴衣の胸元を直された舞は、顔を真っ赤にして俯く。
「やはり清水家のお雇いSPだったんだ」
「当主様?薫さんかな、それとも権造爺様?」
アリシアと桃子が言う。
「すごいですね〜、皆さんお強いです〜」
「(あっ)」
背後からした碧の声に、一同ハッとする。
「(どうしたって言うのよ?碧…せっかく大人魅力溢れるSPさんとお近づきになっているところに…)」
「(いえ、大したことでは無いのかもしれませんが…私としては初めて目にいたしましたもので…)」
「(だからぁ〜何だっていうのぉよぉ〜)」
「(はい…ノブアキさんの褌…テントを張ったように、突っ張ってます…)」
「えっ」
そろって視線をノブアキのほうへと移す。
ノブアキのその部分は、碧の言うとおりテントを張っていた。
「…ここで効果が出たか」
「結構早かったね」
「効果って?」
「いや、その、こっちの話」
碧に尋ねられたので、言葉を濁す彩花と可憐。
「(涼、カメラを)」
「(へーい)」