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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 481

「ありがとう」
いつの間にか目覚めた沙里菜さんがそう言った。
「いえ…なんっつーか、俺、感謝されることなんて何も…」
「旬くんとして…良かった」
沙里菜は旬にそっと抱きつく。

「これからどうします…?」
「一晩、一緒に居させて」

「俺は構わないけど、沙里菜さんはいいんですか?…」
家には春日粋が待っているだろうしな…

「いいのよ…旬くんとこうしていろれるのも今だけですもの…」
確かに沙里菜さんが東京に帰ってしまったら、そうちょくちょくは会えないもんな…

「家に帰らなくて、不味いんじゃ…」
「大丈夫。一人いないところで大して変わらないよ」
「彼氏さんは…」
「…それも大丈夫だから」

昼に見た、春日粋と沙里菜さんのお母さん…あの2人の関係は普通じゃないって鈍い自分でも十分わかった。
沙里菜さんはそれを知っているのか、知らないのか、それともいずれそんなことも起こりうると読んでいたのか…旬にはさっぱりわからなかった。

「分かった…朝まで一緒にいるよ…」
旬はもう何か言うのは止めた。
心配したところでそれは沙里菜さんの問題であって、自分がごちゃごちゃ言うのは筋違いに思えた。

「よかったぁ、延長しなくちゃね…」
沙里菜さんはニッコリと微笑み、旬の頭を優しく撫でた。

沙里菜さんがいいなら一緒にいよう、今夜はそう思った。
その笑顔は、年上の女性には思えないくらい可愛くて、もし舞に出会わなかったら付き合ってしまいそうなくらいで…

そうして朝まで、俺は沙里菜さんと一緒に過ごしたのだった。

…あの後沙里菜さんに言われるまま、もう一発やっちゃったんだけどね…

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