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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 463

「当たり前だろう、今じゃ俺にも彼女ができて十分満足させられるくらいになったんだぜっ」
「ほう、旬、お前も大きくなったモンだなぁ…また一緒に銭湯行きたいねぇ」
「ああ…あの頃みたいにっすね」

「へぇー、旬くん彼女いるのね〜」
あっ、隣に沙里菜さんいたんだった…
「さっき一緒にいた中に彼女がいたのねぇ〜」

「あ;まあ;…」
隠すことも無いので正直に話す…

「ふぅ〜んそうだよね…旬くんは高校生だものね…」
沙里菜は何かを懐かしむように、松山英輔をじっと見詰めた…

あれ?…この2人ってそういう関係?…

「へいお待ち!英輔特製のスペシャルラーメンっす!」
松山英輔は沙里菜さんの視線に気付いていなかったのか?…僕の前に湯気の立った丼を差し出した。

沙里菜さんは春日粋と付き合っているけど、もしかして英輔さんにも…?
余計なことかもしれないがそんな風に考えてしまう。

…そういえば、春日粋はあの時、沙里菜さんのお母さんと一緒で…今もまた2人きり……
自分だってそれを見て舞としちゃったから人のこと言えないけど…

まあ幾つになっても『男と女は…』ってことなんだろうか?…
それにしても沙里菜さんみたいに素敵な人に熱い視線を送られているのに…この松山英輔って男、余っぽど鈍いのか?それともブス専なのか?;…

「どうです?久しぶりに食べる俺のラーメンは?」
「ええ…東京に行って唯一の後悔は、この英輔のラーメンが食べられないってことよね…」

なんだよ沙里菜さん…何気にこの男のこと呼び捨てだし;…

「ははは、だったら東京進出しちゃおうかな〜」
「またまた冗談を〜、奥さんとお子さんどうするのよ〜」

あれっ?なんだ、英輔さんもう結婚して子供までいるのかよ…
…ん、つまり沙里菜さん、本当は英輔さんに…か。
まだ未練があるんだな、きっと。

そのとおり、英輔さんのラーメンは美味しかった。
やっぱりチェーン店とは何かが違う。

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