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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 462

「よっ!沙里ちゃん久しぶりだな!」
カウンターから声を掛けてきたのは、頭にタオルを巻いた若い男だった。

「し、知り合いなんですか?…」
こんな所に沙里菜さんの知り合いがいるとは、なんだか意外だった…

「高校の時にちょっと…あっ、彼も黒獅子出身よ…」

「沙里ちゃんの彼氏かい?」
「ふふふ、そう見えるかな?」
…軽くそんな会話をしているもんだから、旬はドキドキするばかり。

「君も黒獅子の子かあ」
「はあ…」
カウンターに立つ男は旬にも話しかけてくる。
「ああ…滝谷っす、滝谷旬…」
「おお、滝谷かあ…俺のこと覚えてるかな…」

……うーん、どこかで会った、見たような気がしないでもない。
旬が困っていると沙里菜がフォローしてくれた。
「松山英輔くん。名前聞いて思い出せる?」

ん?…松山…英輔?…
どっかで聞いたことのあるような…

「すみません…俺、ガキん頃から物覚え悪くて…」
旬はポリッと鼻の頭を掻いた…

「まあ覚えてなくても仕方ねーよな…俺と会ったのはお前がそのガキんちょの頃だからな…」

「ああ…はあ…」
記憶の糸を手繰り寄せてみるが、旬には何も思い出せるものがなかった。

「家が割と近所だったからな、お前と、お前の兄貴とはよく遊んだモンだよ」
「ああ…もしかして…」
旬の記憶が徐々に確かなものになっていく。

「お前ら2人、小っちぇーのついて無かったら…ホント女の子みてーに可愛いかったもんな…」
添え箸の先でメンマを揺すりながら、その男は嬉しそうに笑った。

「うぇ?…もしかして銭湯によく一緒に行った…英兄ぃ?…」

「ははは!やっと思い出したかよ。あの頃の小っちぇーの、少しはデカくなったのかぁ〜?」

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