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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 445

………………
静里菜と粋の2人を残し、外に出た舞や真里菜たち。

「なあ、あいつら2人にしてよかったのか?」
「粋くんはうまくやってくれるから大丈夫よ」
素っ気無く尋ねる旬に、ユリナがあっさりと答える。
この二者間には、当初のドギマギした様子はなくなっていた。

「伊織には悪いことしたなぁ…」
「中山に言伝しとこうかぁ?伊織を慰めてやってくれって」
俯く真里菜に美菜子が言う。

「やっぱ家の母親のことだから私からメールするよ、もうとっくに会ってるとは思うけど…」
「だといいよね…今頃伊織は『あ〜ぁん、あ〜ぁん』言ってたりして?…」

「いくらなんでもそれにはちょっと早くない?…あったとしてもキスぐらいじゃない?…」
「中山とキスか〜、きっと伊織の中では多岐亮のこと妄想してるだろうね;…」
「くすっ…私もそう思う;……あっ、いけない携帯忘れてきちゃった;」

「お家に?」
「うん、多分リビングに置きっ放しだと思う」
真里菜は頭を掻きながら言う。

「取りに行ってくるよ」
「あっ、真里菜、私も一緒に行こうか」
そう言ったのは舞。
もちろん真里菜も心配だけど、気になることはもう一つあったのだ。

ラブホテルから春日粋と出て来たのは間違いなく真里菜のお母さんだった。
あんな綺麗な人、見間違える訳なんてない。

そう思うと、今2人で家に残っていることに胸騒ぎを覚えてしまう…
そんなところに真里菜が出くわしでもしたら…

舞は下りて来た坂道をまた上りながら、真里菜の手をギュッと握りしめた。

「ごめん、舞、ついて来てもらっちゃって」
「うぅん、大丈夫だよ」

真里菜の携帯は彼女の言うとおり、リビングのテーブルにあった。
そのリビングには誰もおらずシーンとしている。

「真里菜のお母さんと、あの人はどこに行っちゃったのかな」
「粋さんは沙里姉の部屋で寝てるとかね」

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