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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 442

「ゴメン真里菜…今日は帰るね…」
伊織は一刻も早く剛に会いたかった…
剛の腕に抱かれ、嫌なことは全て忘れたかった…

「うん…ごめんね伊織…」
いつまた暴走するか分からない母親を食い止められない以上、真里菜は伊織を引き止めることは出来なかった。

「伊織…」
別れ際、軽く視線を向けると美菜子がやってきた。
「ごめんね」
美菜子は伊織の髪をくしゃくしゃと撫でる。

「私はこれくらいで折れる女ではありませんから」
「強がるなよ」
伊織はドアを閉めて去っていく。

「いつか、越えてみせますから」
伊織は一言呟いて歩き出す。

…今まで必死に堪えてきた涙が、滝のように溢れてきた…

「大丈夫かしら伊織…?」
アリシアが横の舞に呟く…

「あ、…、うん…」
舞は上の空で答える。

「あら?どうしたんです…心ここに在らず…って感じですけど…」
「あっ、そ、そう?…ゴメン、なんかぼんやりしちゃって;…」

舞の頭の中は、昼間見た真里菜の母親と春日粋のことでいっぱいだった…

それは旬も同じだったようで、亮と会話を交わす粋と静里菜の姿を交互に見ながら舞の様子をうかがっていた。

やがて静里菜は買い物袋を持ってキッチンへと向かう。
これから夕食の準備だろう。

「ごめん、みんなどうする?」
ユリナが皆を集めて尋ねる。
「これから夕食だけど…それと真里菜、さっき帰っていった子、大丈夫?」
恵里菜もそれに続く。

「うん…強がってはいたけど、相当凹んでいたと思うよ…」
「これ以上此処にいると、第二のあの子が出ないとは限らないはね…何処か外で食事しない?」

「あっでも…そんなことして、真里菜のお母さん…気を悪くしないかしら?…」

「それもそうね…これ以上清美の印象を悪くすると何かと厄介だし…困ったはね…」

「そういうことなら僕がここに残ってお母さんの機嫌とりますから、皆さんは行ってください…」
そう言ったのは、春日粋だった…

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