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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 440

「お邪魔してます。こんなに大勢ですみま…」
え?…

「やだぁ舞ったらどうしたの?…お母さん、この子が生徒会長の天野舞さん…」
「まあ、清美の生徒会長さんだなんてご立派だこと…」

「止めてよそんな言い方…嫌味に聞こえるでしょ…」
「あらそう?…清美は清美なりに頑張っているんだなって思っただけよ…」
「お母さん!」

静里菜の対応に真里菜も恵里菜も思わず声を荒らげる。

「…」
「普段からあんな感じなんだろうな」
「気にしないでおきましょ」
黙って見つめる舞に、美菜子が肩をポンと叩き、アリシアはその場を離れるよう勧める。

その中でただ一人、伊織は険しい表情で静里菜を睨みつけていた。

「あのぉ…すみません…」
そんな中、静里菜の背後から顔を覗かせる青年…春日粋だった。

「あらぁ?お母さんと一緒だったの?」
粋の手にはマーケットの袋が握られていた。

「やだぁ、そこでたまたま会ったのよぉ!偶然によ!」
粋の手から奪うようにマーケットの袋を取り上げる静里菜…明らかに動揺していた。

舞は確信した。
あの時粋と一緒にいたのは静里菜だと。

「どうした、舞」
「いや、なんでもないよ」

「沙里姉の彼氏の春日粋さん」
真里菜が皆に紹介する。
「うちのクラスの春日さんのお兄さんかぁ」
「男前ですなぁ」
可憐と美菜子は粋をまじまじと見つめる。

モデル並のビジュアルと高身長…
彼女たちが粋のことを、うっとりとした眼で見詰めるのも無理もなかった。

その粋の視線は、可憐と美菜子の頭上を飛び越え、部屋の奥を見詰めていた。

「兄貴、アイツ見てるぜ…あれ以来会ってないのかよ?…」
旬は亮の横で、呟くように聞いた。

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