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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 439

「ごめんな、旬」
亮は旬に謝り続けた。

亮と旬、兄弟が2人で話しているのを見て、ユリナは舞たちの方を見る。

「初めまして、の子が多いよね。真里菜にこんなにたくさんのお友達がいるのね…」
ユリナは軽く微笑んだ。

「うわぁ…多岐亮に気を取られていたけど、こっちも『生』だぁ」
「綺麗…真里菜と血が繋がっているとはとても思えないぃ…」
「おいぃ!今言ったの誰だぁ!」

「クスっ…皆さん賑やかで楽しいはぁ…」
「ところでユリ姉…お母さんはぁ?」
「そう言えば見ないはねぇ…沙里菜ぁ〜お母さんはぁ?」

「それが買物に出たっきり、戻って来てないのよ…」

「えっ?」
恵里菜と真里菜が驚きの声を上げる。

「昼過ぎに出て行ったんだよね?」
「うん」
「それからってこと?」
「そうなる」

姉妹と舞たちの会話が一気にトーンが低くなるのを亮と旬は聞き逃さなかった。
「俺らで探しに行こうか?」

「あっいえ、それはちょっと…」
「ん?…俺らが行っちゃ、何かマズイのか?…」

「ゴメンなさい、制服じゃないからまだいいんだけど…」
ユリナの申し訳なさそうな口調で、亮も旬もピンと来た。

「アンチ黒獅子か…、この辺りの住人は黒獅子出身ってだけで、俺らのこと見下すからな…」

亮が唇を噛む。
「ごめん、2人のことは私たちできちんと説明するから…」
ユリナが俯きながら言う。

…ちょうどそのとき、玄関のドアが開く。
「ただいま…たくさんお客さんが来たみたいね」
その4姉妹の母、静里菜が帰ってきた。

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