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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 435

「君は?」
「あ、ああ…滝谷旬っス…」
沙里菜に興味深そうに見つめられ、旬は俯きながら答えた。

「滝谷ぁ、男らしくないぞぉ」
「あ、あのなぁ、お前…」
美菜子に茶化され顔が赤くなる旬。
舞はそれより早く家の中に入ってしまっていた。

「いらっしゃい!」
先に入った舞とアリシアを出迎えたのは恵里菜。

舞にとっては、学校は違えど憧れの先輩だ。
「この前はいろいろありがとうございました。」
桃子の事件のお礼を言う。

「その後、椎葉さんはどう?…お見舞いに行こうとも思うんだけど、返って迷惑かと思って…」
恵里菜は気の毒そうに声を潜めながら言った。

「心配してくださってありがとうございます、今は自宅療養中で、少しずつ元気を取り戻してますよ」
「私も、静香ちゃんや彩未ちゃんと一緒に行っても大丈夫かな?」
「はい、桃子も喜ぶと思います」
舞が言うと、恵里菜もホッとしたように笑顔を見せた。

「ところで真里菜…さんは?…」
「あら、来る時に会わなかった?、柳瀬さんを向かいに通りまで行ってくるって…」
なんだ美咲も来るのねぇ。
普段PCの前に張り付いている美咲が来るなんて、珍しいこともあるもんだはねぇ…

「私たちは岡下から坂道を上がってきましたから…」
「あの開発指定地域から?…」

「ああ…俺の家はちょうどそこにあってな…」
「あら、滝谷くんも来てくれたんだ。あの時以来だね」
「ああ…そうだな」
旬も美菜子と一緒に中に入り、沙里菜がドアを閉めた。

「あの時?」
「桜咲中の子の監禁…そのときに恵里菜さんも一緒だったの」
舞がアリシアに説明する。

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