PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 42
 44
の最後へ

風紀委員Girls! 44

お茶会の場所までを繋ぐ長い廊下を歩いていく。
「(…なんか緊張するわ)」
「(ふーん、舞でも緊張するんだ)」
「(明日香、舞は人前で話すの苦手なんだよ?)」
「(桃子、それここで言うこと?)」

「(…ふう)」
「(唯、今度はしっかりね。お腹壊すとかナシだよ)」

「(分かってるって!アレ以上の衝撃があるとは思えないし…」
唯は鼻頭をポリッとかく…

「(そう?…それって居残り組の私たちを見くびってない?…)」
桃子は唯の脇腹を軽く小突いた…

「(ゴメンゴメン…それじゃ桃子たちの働き…徳と見させて貰うはね〜)」


廊下の突き当たり奥の部屋。
「こちらです。どうぞ〜」
碧に案内されて、入っていく。

「うわあ…」
「…想像したより広いかも」
畳が一面敷かれた部屋。
「ここでお茶会やるんだ」
「はい!」
可憐の問いに、碧は自信を持って答える。

「和室ってところが渋くていいよね」

「じゃろ?お前さんたちもこれに着替えんしゃい…」
紋付き袴で現れる権造爺様…手には一杯の浴衣を抱えていた…

「うわぁ〜素敵ぃ〜嬉しいでぇす〜」
「あれ?この白い布はぁ?」
「それはノブアキくんの褌じゃ。浴衣の下は、男は褌、女は腰巻き、そんなことは古来からの常識じゃろ?」

「なるほど、そうでございますものね」
権造爺様に真っ先に答えたのはなんとアリシア。

「おお、外国の生まれなのによく心得ておるのぉ」
「あーいえ、アリシアさんは英国人ですけど生まれは日本なんです」
「そうかそうか」
彩花がフォローしたのは通じているのだろうか。

「まあとにかく、時間もないのでみんな着替えるんじゃ」
「ここでですか」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す