風紀委員Girls! 43
「倒れただなんて大袈裟ねぇ〜唯はただ鼻血出しただけよぉ〜」
「はは!流石唯は肉食女子だぁはぁ〜、それで鼻血出す程の収穫があった訳ぇ?…」
「もちろん♪ノブアキのオールヌ―ド、ゲットしたはぁよぉ♪〜」
「うわぁ〜今から試写会が楽しみぃぃ〜」
「で、そっちの守備はどう?…」
「抜かりは無いはぁ…ノブアキのパンツにベネズエラ産の媚薬、たっぷりと含ませておいたはぁ…」
「うわあ…それどこから取り寄せたのよ〜」
「まあ、効果のほど、お楽しみね」
舞の反応に可憐がニヤリと笑う。
「…さて、着替えなくちゃね」
「この後が例のお茶会ね」
舞たちはそのまま着替え、脱衣所を出て碧やノブアキが出てくるのを待つ。
「お待たせでございます…」
暫くして碧とノブアキが待合室にやって来た。
「貧血を起こした彼女は、その後どうです?…」
しっかりと制服に着替えたノブアキが心配そうに尋ねくる。
「(うわぁやばっ…)」
唯は慌てて鼻穴に差し入れてあるティッシュペーパ―を抜き取る…
「あー、はいはいっ!もう大丈夫であります!」
唯がノブアキに敬礼して見せる。
「…何よそのポーズは」
「何と無く…あー、血が止まってよかった…」
夏織が冷ややかに唯を見つめる。
「さて、ではこれからお茶会の場所へ向かいましょうか」
碧がそう言い、舞たちが後につく。
碧をエスコートするノブアキの背中を見て、ニンマリと頬を上げる面々。
「(やだぁなぁぁそんな顔しちゃってぇ〜)」
その中で入浴しなかった、彩花、可憐、アリシアの3人は少々不満気だった。
「(だってぇぇ〜!あのノブアキのお尻…丸々と見れちゃったんだもん〜)」
桃子が言い訳がましく、それでいて自分を正当化するように言う。
「(まあそれは「犬が西向きゃ尾は東」ってことですね。)」
「(ちょっとアリシア…なぜに"ことわざ"使うぅ?)」