風紀委員Girls! 423
「尾行でもすっか?」
「えっ?…でも旬はいいの?…」
「ああだいぶ収まったからな…」
確かにあれ程までにその存在感を現していた旬の股間は、シーンと静まり返っていた。
「へぇ〜1度勃ったら、出さないとダメなのかと思っていたよ…」
「バカかお前?…、授業中や電車の中、いちいち抜ける訳ねーだろ;…」
「アンタ、そんな場所で何コーフンしてんのよっ」
「い、いや、それは…」
「…旬がいいなら、着いてみる?」
「おう…」
舞と旬は距離を開けながら沙里菜、そして前を歩く粋の後を追いかけてみた。
「なあ舞、あの2人がなんか関係あんのか?」
「後ろを歩く綺麗な人…さっき言った友達のお姉さんなのよ…」
「へぇ?…春日粋の彼女の?…」
「そう。間違い無いはぁ」
「マジかよ…あんな綺麗な人がいながら、何であんなおばさんと?…」
「あら、あの人だって歳はいってるけど、ユリナ似の綺麗な人だったじゃない…」
「ユリナさんに?ああ…そういえば、そんな気も…」
またユリナの名前が出ると、少しドキッとしてしまう旬。
「そう…?」
「どうした?」
「…な、なんでもないよ」
まさか、春日粋と一緒にいた人、真里菜のお母さんじゃないよね…舞は不安に駆られる…
春日粋の側にもうあの女性はおらず、舞はキョロキョロと辺りを見回す…
「どうやら間一髪のところで、出くわさずに済んだようだな…」
粋と沙里菜は仲睦まじく、優しくハグを交わしていた。
「だけど春日粋って男もヤルよな…つい今さっきまで別の女とヤっていたにも関わらずだぜ…」
「恋人に隠れてそんなことするなんて、男って信じられないはぁ…」