風紀委員Girls! 42
「(まあ、任せてくださいな)」
一同興奮の中、ノブアキもタオルを外した。
「(これだけでも、私たちは今、桜咲に勝った!)」
「(…おおおお、こ、これは…)」
「(興奮し過ぎて倒れんなよ、唯)」
「(涼、今がチャンスよ!」
「(…えーと、前、失礼します…)」
「おおノブアキくんも来とったんか?」
「(権造爺様…邪魔しないでよ…)」
「御無沙汰しております。なかなかここへ来るチャンスも無くて。」
何気に手で覆うノブアキ…
「(えっえ?これでお終いぃ〜…)」
「子供ん時はよく来とったんじゃがなぁ。」
「はい。よくこうして一緒に風呂に入れてもらいましたよ。」
「おおあの頃は小指程だったのにと…感心して見とったんじゃよ。」
「へぇ?小指…?」
「ははは、ノブアキくんのイチモツじゃがなぁ!さあ、隠しとらんでちゃんと見せてみんか!」
「(権造爺様〜ナァイスゥ〜!♪)」
舞たちの眼前にさらされるノブアキの逸物…
それは、滝谷旬にも負けず劣らずの逞しさで…
「(…さすがだ)」
涼は撮影を怠ることはないが、それに見惚れ
「(う、うわぁあああ)」
「(これが、男の…)」
舞と桃子は抱き合ってノブアキを凝視し
「(…ほええええ)」
唯の鼻から一筋の鮮血が…
「ま、唯ちゃん大丈夫ぅぅ?!」
舞たちは、慌てた素振りで唯を抱き抱えるようにして、湯船を出る。
「お爺様申し訳ありませぇん〜この子湯に当たったみたいで〜」
「気にせんでええ…儂も久しぶりに目の保養させて貰ったからな…ははは!」
豪快に笑う権造の声を聞きながら、素っ裸の舞たちは飛び出るようにして浴場を後にした。
その横で呆然と立ち尽くすノブアキの鼻からも…ツッ―と赤い鮮血が流れて落ちた…
「うー、あう、申し訳ない…」
脱衣所で鼻にティッシュを詰め、扇風機の前でボケーっとしている唯が、皆に謝る。
「いやいや、アンタの体が一番大事だからさ」
「まあそれに、十分撮れてると思うよ」
夏織は唯の髪をタオルで拭き、涼は超小型カメラを舞に手渡す。
「おおーい、唯がぶっ倒れたって、大丈夫?」
外待ち組の一人、可憐が中に入ってきた。