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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 413

いつものようなたわいもない会話ではあるのだけど、昨日あんな話しをした真里奈にとっては、それはなんだかいつもとは違ってみえた…

「ありがとうね…皆…」
「やだぁ真里奈ぁぁ〜何いきなし言ってんだぁよぉ〜」

「みんな初めて出会って、仲良くなった頃と変わんないなぁって思ってさ…ホントにありがたいんだ…」
「それは真里奈の努力だよ。一生懸命な真里奈を見てると誰だって応援したくなるんだよ」
「舞ぃ…」

「おーい泣くなよ真里奈ぁ」
「舞の言うとおりですよぉ、真里奈のメンタルは私なんかよりずっと強いんですからぁ」

真里奈でなくとも、桜咲に行かなかったことに関しての風当たりの強さは皆が感じていることだった。
この辺りでは女子は桜咲、男子は青海に行くのがステータスと言ってよかった。
いくら清美が桜咲より偏差値の高い学校であっても、この辺りではそんなことは関係なく、疎外感を感じることは多かったのだ。

「真里奈のお母さんだけじゃないもの…桜咲に行ってくれればと思っている親は多いもんね…」
「黒獅子の連中がグレるのも分かる気がするよぉね;…」

青海と黒獅子ほど格差があるわけではないが、桜咲の歴史と伝統には勝てないところがあると感じてしまう。

舞は両親共に他所の地方の人間なので、それが未だによくわからないところも実は存在する。

「真里奈は頑張り屋さんです、強い子なんですよ〜」
「アリシア〜」
…なんかいいコンビというのか…
「アリシアってホント、外国人に思えないよ…」

こんなにいい子で、目茶苦茶に可愛いのに、彼氏の”カ“の字も無いことに舞は不思議に思ってしまう。
「アリシアはさ…彼氏にするんだったら日本人じゃダメなの?…」

「へっ?…何を言い出すんですか?…」
「だってアリシア、青海や黒獅子の男子に告られても、いっつも断っているからさ…」

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