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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 412

真里菜の言葉に、姉3人は一瞬黙ってしまう。

「ユリ姉、沙里姉、恵里姉、私は、昔の私とは違うよ。私にだって、傍にいてくれる強い味方がいるんだ。それは家の中にいなくっても、私の力になってくれるから…」
「真里菜…」
ユリナが掠れた声を上げる。

「真里菜、強い子になったね…」
恵里菜が真里菜の身体を抱きしめる。

「私が変わったのは、いい友達に恵まれたお陰だよ…」
「生徒会の?…」
「うん。舞はじめ、皆から学ことはいっぱいなんた。」

「真里奈にとっては、清美に行って本当によかったのねぇ…、私も大学のこと、直接お母さんに言うは…」
恵里奈は皆の顔を見た。

「私に出来ることがあったら言って…それこそ下北沢で一緒に住んでもいいんだから…」
沙里奈は恵里奈の手を握る。

「ありがと沙里姉…それも含めて、私の中で考えて、お母さんに言うから」
恵里奈は瞳を潤ませて言った。

「みんな成長したんだな…」
ユリナはしみじみ、深いため息をつきながら言うのだった。


…翌日。
真里奈は教室の窓際の席で一人黄昏ていた。
あの頃と同じように、しかし、表情はあの頃よりも明るく。

「どうした?…何かあった?…」
近くに寄って、静かに声を掛けて来てくれたのは舞だった…

「何かってことでは無いんだけど…昨日久しぶりに姉妹4人が集まったんだ…
「へぇ〜ユリナさんや東京のお姉さんも?…」

「うん、ちょうどみんな実家に帰ってきてね」
「へぇ〜壮観だなぁ美人4姉妹」
「ヤダなぁ舞ぃ、私なんてどこが美人…」

「真里菜は私も憧れの美人さんですよぉ〜」
「ちょっとアリシア〜、やめてよ〜」
真里菜の席周りに集まってくる面々。
アリシアを筆頭に和葉・明日香・可憐…いつもの顔ぶれだ。

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