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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 407

こんなことを聞いてくるってことは、粋は愛の起こした事件を知らないってことだろう…

「は、はい…学校は人数が多いんで、愛さんとはあまり話したことは無いんですよね…」
「そうなんだ…そりゃあそうだよね。僕も高校時代は話したことも無い奴がほとんどだったもんね…」

その中で、別の学校の滝谷亮とは特別に仲良くなったってことか…

まあ、自分だって桜咲の青山静香やその友人たちとは仲良くなっているし、憧れの存在だった上沢菫さんだっている。
粋のことがおかしいわけではない。

食事をしながら話は続く。
「沙里姉と粋さんはどうやって知り合ったんです?」
「大学でかな…彼も東京に住んでるから」
恵里奈が尋ねると、沙里奈がそれに答えた。

「沙里姉、下北沢でしょ?…いいなぁ〜憧れちゃうなぁ!」
真里奈が会話に入り込む…

「粋さんもお洒落な所に住んでいるですぅか?…」
「僕は金も無いから、大学の寮なんだ…。目茶苦茶古いから、お洒落とは程遠いよ。」

同じ大学生でもここまで違うものなの?
恵里菜と真里菜はお互い見合わせて首をかしげた。

「だからね〜、粋くんをたまーに家に泊めたりするんだよね〜」
「あらぁ沙里菜、それってもう同棲じゃない」
声を上げるのは静里菜。諌めると思いきや意外にもノリノリだった。

「やーだーおかあさんったら〜彼が来るまでは渋い顔してたじゃないの〜」
ユリナがニヤつきながら静里菜に向かって言う。

「それゃあこんな好青年が来るとは思っていなかったもの…お父さんの若い頃を思い出しちゃっうはぁ」
静里菜は笑いながら惚気てみせる…

「はいはい;…お母さんはお父さんにぞっこんだったのはもう何度も聞きました;…」
ユリナは呆れながらそれに返した。

「お母さんも沙里菜さんと同じ桜咲出身なんだとか?…」
「ええ、それで主人は青海出なんですよ…」

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