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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 395

「そうそう、桜もフロンティアコーポレーションに入ったんでしょ?…」
「ええ、あの子は売れるはよ…苦労している分、他の子には無い魅力があるものね…」

「そうなんだ…目茶苦茶可愛いけど、そんなことは分からなかったぁ」
「どこか陰があるところなんか、国民的アイドルになる素質、充分にあるんじゃないかな…」

「桜ちゃん、学校と芸能活動、それにお家の間でいろいろ悩んでいたみたい」
「それは、桜の家の事情は複雑だし、仕方ないかもねぇ…」
「それを説得したのが舞ちゃんなのよね」
「うん、舞は本当にいい子だよ…」

真里奈は入学したばかりの頃を思い出す。
窓際で1人ぼーっとしていた自分に話しかけてきた舞と桃子のことを…

「どうしたんの?1人黄昏れちゃってぇ〜」
「物思いに耽る美少女…絵になるなぁ〜」
舞と桃子が臆することなく言葉を掛けてきた。

「天野さんに椎葉さん…ダメだよ、私なんかと話したら…ハブられるよ…」
中学時代…真里奈はそういう虐めを受けてきていた。

一番上の姉・ユリナはその頃から人気モデルとして活躍していた。
二番目の姉・沙里菜は難関大学に合格した秀才。
そして一番歳の近い姉・恵里菜はカリスマとも呼ばれた人気の高い生徒会長だった。

そんな優秀な姉の下で育った真里菜は肩身の狭い、噂ばかり先行された辛い毎日を送ってきた。

「えっ?どうして?」
「そんなネガティブにしなくていいのに…」
舞や桃子の後ろから、明日香とアリシアも真里菜を覗き込んでくる。

「でも私だけ成績も悪いし、見た目だってこんなだし…皆から馬鹿にされるのは当たり前だって分かっているから…」

「おいおい、アンタは悲劇のヒロインかぁ?…」
「やだぁアリシア;…ごめんなさい、この子まだ日本語上手く使えないのよ;…」

「ファイ?…そんなこと無いですよ。だって真里奈さん勉強だって出来るし、顔だってスタイルだって外人並じゃないですかぁ」
「外人のアンタがそういうこと言うかね;?…」

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