風紀委員Girls! 391
「病院行ってたの?…」
「うん、私が行ったところで、どうにかなるもんでも無いのは分かっているんだけどね…」
「そんなこと無いよぉ。水上くんだって可憐の顔見ればすぐによくなるってぇ〜、それでその後どうなの?…」
「うん…あまり変わらないみたい…残念ながら今だ勃たずってことよ…」
可憐は浮かない顔をしながら椅子に腰掛けた。
「そっか…まだ、全然ってことね」
「うん…気長に待たないといけないかな…それ以上の手術にはもっとお金もかかるんだろうし」
「水上くんのご家庭も、経済的に厳しいの?」
「直は母子家庭でね、今までお母さんが一人で面倒見てきて育ってきたんだよね…」
「黒獅子には多いのよね…そういう家庭環境の子…」
旬だってご両親とは別に暮らしているしな…
「手術はどうするの…?」
「直は受けないって言ってる…お母さんにこれ以上負担は掛けられないって…」
「それじゃあ水上くんは…この先ずっと可憐とは出来ないってこと?…」
「この先ずっとかはなってみないとわからないよ。でも、当分は…と思う」
可憐は少し寂しそうに、それでも気丈に笑顔を見せた。
「…今までちょっとヤりすぎたから、神様が我慢しろって言ってんだ、多分」
「でも…」
「平気ぃ平気ぃ〜、そんな我慢出来ない程淫乱じゃないんだから、心配いらないってぇ〜」
可憐は明らかに強がっているのが3人にはわかった。
「まぁあ、ソレが機能しなくても…ヤレるって言えばヤレるよぉ…」
「ん?…何言ってるの涼…」
「えっ;…ほら、私と明日香なんて元々無い訳だし;‥」