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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 388

「まあ舞は他人を気にせず滝谷旬との愛を育みなさい、ってことで」
「…それって私に気を使ってるつもり?」
背中をポンポンと叩く美咲に、舞はジト目で睨む。

「ああ…ところで、あの時助けた桜咲の付属中学の娘たち、みんな大丈夫なのかなぁ…」

「ええ…精神的なショックは図り知れないでしょうけど、桃子のようなことは無かったようね…」
「とりあえずは…よかったけど…」

「桃子はその後どう?…」
「昨日は麻耶さんのところに行ったようよ…」
「そう…少しは気が紛れたかしら?…」

「心身とも回復できたんじゃないかな…麻耶さんは、由真センセのときも一生懸命励ましたって言ってたから」
「行方不明になったときは心配したよ…」
「みんなで必死になって探したもんね」

「…明日香と真里奈は今日休んでるけど」
「2人が桃子を見つけて、いろいろ話を聞いてくれたみたい。夜遅くまでやってくれたんだから、今日はゆっくり疲れを取りなって、利奈ちゃん先生からのアドバイス」

「ホントあの2人が見付けてくれてよかったは…、私、最悪の事態まで考えちゃったもの…」
「それは私も美咲と一緒だよ…まさかあの地域にいるとは思わなかったからね…」

「滝谷旬のお家の側だったんでしょ?…」
「うん…桃子が襲われた近くだよ…」

「桃子も、思い詰めたことがあったんだろうね…」
「受け入れがたい事実だもんね…」

美咲がコーヒーを飲んでいると、生徒会室のドアが開く。

「あ、2人だけなんだ…」
「やー涼ちゃん…なんか元気ないね」
「いや、そんなことないよ…」
「今日は明日香がお休みだから寂しかったんでしょ?」

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