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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 386

「失礼しました」
舞は職員室を出て、自分たちの教室へと向かう。

「おはよー。舞ぃ」
「あれ…夏織、どうしたのよ」
「へへ、ちょっと寝坊しちったぁ…ギリギリだったわぁ」
「気をつけなよぉ」
夏織のおでこに手刀を軽く入れる舞。

「で、夏織さんや」
「はい」
「ノブアキくんとはどうなのさ?」

「どうって言われてぇもぉ〜」
明らかに嬉しそうにシナをつくる夏織…

ノブアキとはいろいろあったけど、やっぱり彼には幸せになって欲しいのよね。

「お似合いだと思うよ。彼って見た目に寄らず、天然なとこあるしね。」

「そうかなぁ〜…うーん、確かにそうかも…」
「うんうん、私たちは夏織を応援してるから、頑張りなよ!」
舞は夏織の背中をパン、と叩く。

「ところで舞は何してたの?」
「ああ…奈々センセに桃子のことについての報告。由真センセも協力してくれるみたいで」

「やっぱり頼りになるのは由真センセかもね〜」
「うん…世間の大人たちは反対するばかりだもんね…」

「夏織は賛成なの?…桃子が産むこと…」
「それゃあ桃子がそうするなら応援するけど…もし自分のことだと思うと…考えちゃうよ…」

自分のことか…
舞の頭の中に旬の顔が浮かんだ…

「ゆくゆくは子供は欲しいと思うけどさ、今なっちゃったらどうかと思うよねぇ」
「まあ、そうかもね」
夏織と2人で、腕組んで考えてしまう舞。

「増してや、桃子の場合は望まない形だもんね」
「そう」

2人が教室に着くと、すぐにチャイムが鳴るのだった。

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