風紀委員Girls! 380
「ふぅん…春日は彼女、いないんだぁ」
「そ、そんな…生まれてこのかた、出来たことなんて…」
甘く蕩けた麻耶の言葉に、純はドギマギしながら言葉を紡いだ。
確かに彼女がいないのは事実…これは誰のせいでもなく、自分の…
「ふふ、それじゃ、その代わりに…私がしてあげよっかぁ…」
麻耶は甘い吐息を漏らし、純に囁きかけた。
「そ、そんな冗談言わないで下さいよぉ;…僕が本気にしたらどうすんです?…」
自分の顔が熱くなるのが純には分かった。
「春日の理想とするカノジョとは程遠いだろうけど…私としては…本気にしてくれ構わないんだけど…」
「せ、先輩?!…そんな理想のカノジョだなんて;…先輩は僕にとっては高嶺の花ですから;…」
「高嶺の花?……私、そんなお高い存在なんかじゃないよ」
麻耶は純の言葉にクスッと笑う。
「私なんて、どうしようもないダメ女だよ。仕事も私生活も、何もうまくいってない…それこそ男なんて…」
麻耶が自虐的に言う。しかし、その言葉は遮られた。
「先輩は、そんな人じゃ絶対にないですから…!!」
純は、麻耶の身体を思い切り抱きしめていた。
「ありがとね…春日…」
麻耶さんは子供にするように、ヨシヨシと頭を撫でてくれる…
「せ、先輩…キスしていいですか?…」
「止してよ…そんなこといちいち聞くことな…」
麻耶が言い終わらないうちに、純は麻耶の唇を奪っていた。
侵入してくる舌に、少し苦しさも感じたけどそれはほんの僅かなこと。
麻耶はすぐに純のそれを受け入れ、背中に手を回す。
純の手は麻耶の着ている服をたくし上げ、スカートも一気に降ろさんばかりの勢いだ。
「先輩…」
「いいよ、春日の好きにして…」