風紀委員Girls! 376
紅潮した頬。
少しトロ〜んとした目つき。
なんだか、いつも見てる先輩とは違う…でもなんか可愛い…
純のドキドキ感が増していく。
「そ、それは…」
「アンタだって好きな女優とかアイドルとかいるでしょ〜。それこそユリナさんとかさぁ」
「た、確かに、ユリナって綺麗だし…」
「そうかそうか春日はユリナさんでねぇ〜…妹ちゃんに言いつけるぞ〜…」
「止してくださいよぉ先輩;もう酔ってますって…」
「酒飲んで酔って、何が悪いんだぁ〜」
それって酔っ払いオヤジの常套句ですよね;…
「もう休んだ方がいいですよ…僕は適当にその辺りで寝させて貰いますから…」
「そぉんなぁ寂しいこと言わないでぇよ〜春日も一緒にぃ寝よぉ〜」
何本目かわからない缶ビールを飲み干し、麻耶はグテンと床に寝転んでしまう。
「あ〜…先輩」
麻耶はそのまま寝息を立ててしまった。
向こう側の亮ははるか前に潰れて眠っている。
「そのまま寝ちゃったら風邪引きますって…もう…」
一人残された純は麻耶の身体を揺さぶる。
反応は無い;…「全く先輩も滝谷も、仕方ない人たちだよな…」
純は2人の頭を、親がやるように優しく撫でた。
亮の頭皮は僅かに汗をかいていた。
暑いのか?…
純はぐったりとした身体からジャケットを脱がしてやる。
ふっと亮の股間に視線を落とすと、チノパンには頂が出来ていた…
おいおい…何想像して…どんな夢見てんだよ…
純は呆れ気味にため息を吐く。
自分より大柄な亮は無理としても、麻耶先輩はこのままじゃ不味いよな。
床にグテーンと寝そべる麻耶を純は持ち上げ、ベッドに移動させようとする。
スカートから、麻耶の健康的な太腿があらわになる。