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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 373

「亮くんは知らないでしょうけど、あの事件は今でも尾を引いているの…だから知っていることがあれば正直に話して欲しいんだ…」
麻耶は、亮の目を見て言う…

「そういう事なら俺も麻耶さんに協力したいですけど、あの時警察で話したことしかほんと無いんですよ…」

「あの時は、亮くんは直接関わっていたの?」
「俺は…そんな計画、も知らなくて…大変なことになっている、と聞いて現場に向かった…それだけです」

今回の桃子の件と一緒だ。
亮の弟、旬も直接は関わっていない。
しかし、不思議な点は幾つもあったのだ。

「確かあの時、滝谷はもう高校にいる年令じゃなかっただろ?…」
春日の声はトーンが下がっていた。

「ああ、留年だよ…遊んでばっかで、全然勉強しなかったからな…」
亮は照れたように頭をかいた。

「それで事件当日は、亮くんは何をしていたのよ?…」

「あの日はツレと一緒に遊んでいたかなぁ…それで、家に帰る前にその話を聞いたんだ」
「そのツレってのは誰のことか…」
「鷹羽…鷹羽優馬。名前くらい知ってるとは思いますが…」

鷹羽優馬。
亮と同じ事務所の人気俳優。
彼もまた黒獅子出身で、当時のナンバー2だったのだ。

「という事は、黒獅子のトップ2人が関わっていなかったって訳ね…」
「ああ、そもそもあの事件は黒獅子の仕業とされているけど…何の証拠も無いんだぜ…」
亮は頭の後ろに腕を組み、ソファーにもたれ掛かる。

「それじゃあ滝谷は、別の誰かがヤッたとでも?…」

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