PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 369
 371
の最後へ

風紀委員Girls! 371

「お客さん?…」
部屋の奥から亮の声…もう出て来てしまったのね… 

「お客じゃないのぉ!会社の後輩ぃ」
「ん?…会社って?…」
「いいから春日は、口裏合わせてよぉ!」

「よかったら、上がって貰えばぁどうです?…」
タオルで髪を拭きながら、亮が顔を出してきた…

「おっ」
「ん?」

涼と純の視線が合う。
麻耶はそこでハッとする。この2人を近づけてよかったのかと。

「え…先輩?」
「…」
「ええ、マジですか?先輩の幼馴染って、この人が…」
純が目をパチクリさせて、麻耶に尋ねた。

「あ、まあ…;」
それゃあ目の前に多岐亮がいきなり現れたんだもの、春日が驚くのも無理ないはよね…

「久しぶりだな…」
えっ?…

「ああ、あれ以来だな…」
ふぇ?…

「ちょっと待って…亮くんも春日も…何言ってるのよ?…」

お互いに目を合わさず、照れたようにボソッと言葉を交わす2人に、麻耶はただただ驚いてしまう…

「言いませんでしたっけ先輩…僕と、いや、僕の弟と彼の関係を…」
「あっ…」

麻耶はそこで思い出す。春日家とこの多岐…いや、滝谷亮との関係。

「ご、ごめん…春日…」
「いえ、いいんです。もう恨みも憎しみも、なくなりましたから…」

「すまん春日!」
その場に膝を着く亮…
いきなり春日に向かって土下座したのだ…

「ちょっともういいよぉ滝谷…、先輩が驚いているじゃないですかぁ…」
それゃあ驚くよ;…
春日の弟さんのことなんて、すっかり忘れていたものね;…

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す