PiPi's World 投稿小説

風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

の最初へ
 364
 366
の最後へ

風紀委員Girls! 366

純は2人の言葉に困りながらも、しっかりとハンドルを握り、家まで送り届けるのだった。


…その頃、麻耶はシャワーで一日の疲れを洗い流していた。
「はぁ…」
何から何まで桃子は、かつての由真に似ていた。
そう思うと、なんだか放っておけない気分になる。

それと同時に、あのときのことも蘇ってくる。

さらに、コンビニで出会ったあの男も…

派手な出で立ちとスポーツカー…
彼から醸し出されるその華やかな雰囲気に、ただ者では無い何かを感じてしまう。
前に取り調べたことのあるその筋の者か?…あるいはホストか?…
それでもいくら考えても、麻耶は思い出すことは出来なかった…

ピンポーン…
突然インターホンの音がが部屋に響いた…

もう夜遅いのに誰だろう?
そう考えながら慌ててシャワーを出て、身体を拭き部屋着を着て玄関に向かう。

「……?」
「あの…夜遅くすいません…渡辺麻耶さん、ですよね?」
「あ…アンタは…」
その来客の姿…麻耶には見覚えのある男だった。

「えっ?…何でぇ?」

若手俳優の多岐亮…
麻耶だって世間を騒がせている彼の存在は、知らないでは無かった。
それでもアイドル的存在の彼に特別に興味も無く、彼の出演するドラマやトーク番組を見たことは無かった。

その多岐亮が何故ここに?…
麻耶は全く見当も着かなかった…

「あ、あの、なんでこんなところに…」
麻耶はなんとか言葉を紡ぐ。

「麻耶さん…お久しぶりです…僕のこと、覚えて…いえ、忘れてしまっていても仕方ないか…」
「…や、多岐亮さんですよね?私の名前を…何故」

「確かに僕は多岐亮です…ですが…滝谷亮…これで思い出しませんか?」

SNSでこの小説を紹介

学園物の他のリレー小説

こちらから小説を探す