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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 364

「ふふふ、2人の仲を邪魔したら悪いと思ってね」
「それは言えてるわぁ」
桃子の言葉に真里奈も同調する。

「…あのなぁ、2人ともなぁ…」
「いいじゃないの、それなら…明日香ちゃんと涼ちゃんは幸せなんでしょ?」
麻耶が明日香の肩をポンと叩くと、明日香は顔を赤くさせながら微笑むのだった。

「そうさ、何も悪いことしている訳じゃないんだから、胸を張っていればいいんだ!」

言葉に力を込めてそう言う春日を見て、麻耶は春日の弟のことを思い出した。
多分同じ言葉を弟にも掛け、励ましたてきたのだろう…

面倒見のいい春日のことだから、きっといいお兄ちゃんに違いない…

「ははは、皆さんにそう言われると、なんだかありがたいっす…」
明日香は照れながら頭をポリポリと掻いた。

食事を終えてからだいぶ時間が経った。
「じゃあ先輩、僕はこの辺で」
「あぁ春日、ありがとな」

麻耶は明日香たちに視線を向ける。
「みんなはどうする?もう暗いし遅いし、歩いて帰るのは無理だよ。春日に送ってもらうか、ウチに泊まってくかだね」

「それじゃあ明日も学校だし、私たちは春日さんにお願いしちゃおうかしら…いいですか?…」
「ああもちろんだよ。警察の人間が送っていけば、家の人たちも怒りはしないんじゃないか?…」

「それにはちゃんと警察手帳見せなくちゃだよ…春日の見た目はそこいらの高校生と変わらないものね…」

「確かに僕は童顔ですけど;…せめて大学生とか言ってくれません?…」

「ふっふふ、君はまだまだ青い、甘いってことさ」
「先輩…」
麻耶の言葉に思わずガックリ項垂れる純なのだった。


…麻耶の住むマンションを出て、純の車に乗り込む桃子たち。
途中、明日香と真里奈を家まで送り届け、車の後部座席に桃子と彩未の2人だけになる。

「2人は家が近いんだっけ」
「はい、昔から一緒だったんですよぉ」
桃子がにこやかな表情で言う。

「ところで、春日さん」
「ん?」
「春日さんは、彩未のこと気になるんですよね?」

桃子の言葉を受け、彩未と純の表情が変わる。

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