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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 361

「やだぁなぁあ、3人ともそんな顔ぉしてぇ」
桃子は頬を膨らませて、子供のように怒った表情を作った。

「だってぇ桃子ぉぉ…私たち何って言ったらいいかぁ…」
明日香は眼から大粒の涙を落とす。

「いいよぉ何も言わなくてぇ、私だって同じ立場だったら、きっと何も言えないもんねぇ!」

桃子が、あの日以降で、初めて笑顔を見せた。

「あ、はは、桃子、よかったじゃん…いつもの桃子だ…」
涙を堪えながら真里奈が言葉を紡ぐ。
「真里奈ぁ、なんか日本語おかしいよぉ」
「誰がそうさせてるのよ、まったく…」

「ホントだよ、よかった、ホントによかった…」
麻耶は人目を気にすることなく泣き崩れた。

「やだぁ麻耶さん、らしくないですよ…」
桃子に続き、明日香と真里奈で麻耶の身体を抱き起こす。

「ごめん皆…なんか立場逆転だよね…」
「そんなこといいですって…その代わり美味しいもの食べさせて下さいよぉ〜」
「分かったは、腕に頼を掛けちゃうからぁ!…」

最上階に着いたエレベーターのドアがゆっくりと開く…

えっ?…何でぇ?
麻耶の家の玄関の前で待っていたのは、首に絆創膏を貼った…春日純だった。

「何してんの、春日」
「い、いえ、先輩が行方不明になった女の子を探して、まだ帰ってこないと聞いたもので…」
「それなら安心してよ。無事保護したわ。もう笑顔も戻ってるしね」

「そうですか…それなら良かったです…心配して僕のところに連絡くれた子がいて…」
純の背後から、彩未が姿を現した。

「彩未ぃ…」
初めに声を上げたのは桃子だった…

「桃子ぉぉ…」
彩未は言葉を出したものの、桃子の顔を見ることが出来なかった…

「もしかして彩未…今回のことで、自分を責めているの?…」

「ごめん桃子ぉ…本当にごめんなさい!…」

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