風紀委員Girls! 349
冷蔵庫の食材を使って簡単に作った麻耶の料理を、2人は喜んで食べてくれる…
「あれ?…旬くん眠いのかな?…」
茶碗片手に、旬は船を漕ぎ出していた…
「…せっかくお客さんが来てくれてんに…おい!旬、起きろ!…」
「あ、起こさないであげて…きっと疲れているだは…」
「仕方ねーな…そんじゃあっちの部屋に運ぶとするか…」
亮は旬の身体を抱え、隣の部屋に移る。
麻耶が由真の隣に布団を敷き、そこに旬を寝かせる。
「可愛い寝顔」
「まあ、よく頑張ったからな」
「旬くんにも感謝しなくちゃ」
戻って食事する亮と麻耶。
「そういえば、お姉さんの名前、聞いてないな」
「ああ、私、渡辺麻耶。あっちで寝てるのは榊原由真…ずっと一緒の親友なの」
「なんか羨ましいっすよ…そういう友達って…」
「亮くんには、いないの?…」
「俺はバイトしなくちゃいけないから、友達と遊んでる時間なんて無いから…」
「バイトって、亮くんまだ中学生じゃない…」
「新聞配達や皿洗い…そういう仕事なら、いくらだってやらせて貰えるんだぜ…」
「そんな…なんだかごめんなさい…亮くんだって、皆みたいに遊びたくなるよね?…そんなの当たり前だよね… 」
「麻耶さんが謝ることなんてないよ…、たださ…麻耶さんみたいな綺麗な人と…してみたいよ…」
「ん?してみたいって、何を?」
麻耶が何気なく聞くと、亮は恥ずかしそうに俯く。
「そ、その…」
「はっきり言ってみて、私にできることなら、頑張ってみるよ」
亮はゆっくりと顔を上げる。
「…麻耶さんみたいな人と、せ、セックス…してみたい…」
「ぅえ?!…や、やだぁ…からかわないでよ!」
「ご、ごめんなさい…、変なこと言ってホントごめんなさい…!」
亮は酷く後悔したように、何度も頭を下げた…
その姿を見て、麻耶の母性本能が刺激を受ける…
この少年の頼みを叶えて上げたい…