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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 333

恐怖で引き攣る夏織の表情。
しかし…

「そこまでだ…根来」
「お、お前は…」
根来が振り向くより早く、ノブアキの拳が顔面を襲う。

「ノブアキさん…」
「夏織さんは早く…!」
ノブアキは倒れ込んだ根来にさらに一発お見舞いさせる。

「おっとノブアキさんよ…!王子様気取りもそこまでだな…」
そんなノブアキの背後に雑賀が忍び寄り、その喉にジャックナイフを突き付けた。

「くっ…」
鋭利な刃先からノブアキの赤い鮮血が、一筋流れ落ちる…

「やめてぇぇぇ!!」
夏織の悲鳴が辺りに響き渡った。

その瞬間…

ドォオオオオオオン!!

けたたましい音とともに、正面の鉄扉が破壊され倒れたのだ。

「お前ら…」
鬼の形相の旬が先頭に立ち
「もう好き勝手にはさせんからな」
不敵に微笑む凛がその後ろに構える。

「お待たせ、夏織…もう大丈夫だから」
舞がさらに後ろで微笑んだ。

「た、滝谷…何でお前が…」 
ノブアキに倒された根来が、おずおずと雑賀の方に後退する。

「黒獅子も青海も関係ねー!俺は卑怯な奴がでぇー嫌いなんだ!」

「おっと!それ以上近づくと、コイツの喉、かっ切るぞ!!」

雑賀はノブアキの背後でしっかり身体を押さえながら首筋にナイフの刃をあてがう。

「おい、お前…」
一歩動けばノブアキの命が危ない、これでは旬も凛も何も出来ない…

「卑怯な…」
美菜子が後ろで小さく言う。

「どっちが卑怯か、どの口が言うんだよ…」
雑賀はそれに言い返す。


膠着状態…もどかしく何とかしたい思いが駆け巡る…

しかしそこに
「ふふ………ん、ぐげっ!?」

暗闇の向こうから、雑賀が何者かに蹴飛ばされた。

「警察だ!お前らの好き勝手にはさせんぞ!!」

もう一人、裏口から突入した…春日純だった。

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