風紀委員Girls! 332
「ああ…こんな状況でありながらも、あんな悩ましい声は耳に毒だからな…」
「はい?…」
夏織がノブアキの顔を見ると、照れたように目を反らした。
「最低だよな…自分でもそう思う…」
「そんな…男の人ってそういうものでしょ?」
「いや、僕はあまり経験がないから…人一倍そういう事に敏感に反応してしまうのかな…」
扉を開け、中に侵入する。
少女の声と、その最低な行為による音は、歩き続けることによってさらに大きくなってくる。
「…これは」
「後ろについてきてください。相手は1人ではないんですから」
そして裏のドア。
こちらは、鍵はかかっていなかった…
音が立たないように、そっと扉を開く…
幸いわいにも、錆びついてはいなかった…
「光、そろそろ変われよ!お前さっきからヤリ過ぎだろぉ…」
紫煙を吹かした根来が、雑賀に向かい文句を言う声が聞こえてきた…
まだ2人とも、ノブアキと夏織には気づいていない…
雑賀は膝の上に少女を乗せ、何回めかわからないピストンの嵐を浴びせる。
憔悴した少女は悲鳴さえあげる力を失っていた。
「夏織さんは正面のドアの鍵を開けに行ってください。僕はあの2人をなんとかします」
「うん…」
忍び足でドアに向かう夏織だったが…カタンと床に落ちていたボルトを蹴とばしてしまう…
「おっ!誰かと思えば、清美のお嬢さんじゃねーかよ…」
夏織はあっという間に、根来に羽交い締めにされてしまう。
「外にいるガンガンとうるせー桜咲の奴らへの見せしめの為に、お前をガンガン犯すかぁ〜?」