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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 330

黒獅子といえども所詮下っ端、舞たちに敵う相手では無かった。
全裸の男たちを薙ぎ倒し、その中心で振るえている瑞穂を救出した。

「もう心配いらない…お兄ちゃんが迎えに来てるよ…」
舞は瑞穂を抱きしめ、信吾に向かい微笑み掛けた。

「み、瑞穂ぃぃ!」
「お兄ちぁぁぁぁぁぁぁぁゃん!!!!」

お互い涙を流しながら抱き合う信吾と瑞穂。
2人が血のつながり以上に惹かれあっているのを舞たちは感じた。

「怖かっただろう…」
「お兄ちゃん…」
信吾の胸の中で泣きじゃくる瑞穂。

「でも…皐月が、皐月が…」

まだヤラれている女の子がいたのか…
旬は拳を握り絞める。

「その子は今何処に?…」
横の凜が瑞穂に聞く。

「奥の部屋…皆を命令していた2人の男と一緒に…」

雑賀と根来…
凜と旬は、奥に見える鉄扉を睨みつけた…

「あの奥だな…」
「ああ、間違いねぇ…」

「女の子の苦しむ、泣き声と、男の嘲笑う声、それに…もう、ヤってる音が…」
震える声で美菜子が言う。
「よく聞こえたな、もうあいつらは許さん…」
凛が低い声で言った。

「もう…何十回と…」
佳奈に投げ飛ばされた男は観念して話した。

「畜生…」
美菜子が鉄扉に手をかけるが、鍵がかかっているのか、ビクともしなかった。

「どうする?…」
青い顔で舞が旬の顔を見た。

「蹴破るか…」 

「ばか、相手は鉄扉だよ…そんなこと出来る訳が…」
「ああ俺は馬鹿だよ…」

舞の話しなど聞かずに旬は助走をつけ、両脚で鉄扉にぶつかっていた。

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