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風紀委員Girls!
官能リレー小説 - 学園物

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風紀委員Girls! 33

「それでは、授業が終わりましたら迎えをよこしますから、そのおつもりで…」
碧は朱塗りの弁当箱をパタンと閉じる…

「(お迎えって…やっぱ碧ってただ者じゃなかったのね…)」
「(碧ちゃんのことを守ろうだなんて…恐れ多い感じだったはよね…;)」


―さて、午後の授業も終わり…

「さあーてー」
「みんな家には連絡した?」
「オッケーでーす」
「しばらくお待ちくださいね。門の前に来ますので〜」

参加するのは舞、唯、夏織、明日香、アリシア、可憐に加えて彩花、涼、桃子。
「本当に大人数でいいの?」
「はい〜、人数が多ければ多いほどお母様も喜びます〜」
ニコニコの碧に彩花もそれ以上は言葉を控える。

「美咲と樹里菜は来ないのね」
「美咲ったら、『私はみんなが送るデータを待ってるから♪』ってさ…」
明日香に対して舞がそう答える。

そうだった…これはお遊びの"お泊まり会"では無いのだ。
美咲に青山ノブアキの情報を1つでも多く送り、今後の戦略を樹里菜にたててもらう…それが第一の目的なのだ。

「遊び気分ではいけないはね…」
同じことを考えていたのであろう…舞が明日香に言う…

「ええ、先端技術のビデオやカメラ、それに盗聴器は必要よね…」
「念のために、睡眠導入剤や男性ホルモン機能を高める強精剤なんかも用意させるはね…」

碧が呼んだ『迎え』を待つ間に、舞が言ったような必要な物を取り出しに、一同は生徒会室へ。

「お泊りって気分じゃないよね」
「これも重要な風紀委員の仕事だよ」
「ある意味大チャンスだからね」
唯や明日香と棚を漁りながら、舞が言う。

「そうだぁ。筋弛緩薬も取りに行くから、唯と明日香は先に行っててぇ!」
「オッケェ〜…だけど筋肉を緩める薬なんて、何に使うのぉよ?」
「一応よぉ一応!」
笑う唯と明日香を残し、舞は校舎外れの備品室に急いだ。

「おい、お前!」
物陰からの突然の男の声にギクリとする。
「え?…
(な、なんでぇぇ!!!なんでこんな所に滝谷旬が潜んでぇいるのぉぉぉよぉ!!)」

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